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親子の体験談

わが子を浪合通年合宿に参加させて ②

浪合通年合宿センター            に通っている/通っていた 浪合通年合宿 小五女子 保護者

小四の二学期、チラシを見て、「一人ででも行く!」と出かけて行ったなみあい冬キャンプ、最終日迎えに行くと「楽しかったー!」よりも先に「次の四月から山村留学に行きたい!」と興奮気味に訴えてきた娘の表情が忘れられません。それまでに時間をかけて検討してきたわけでも、私たち両親の山村留学への知識や見識が豊富だったわけでもありませんでしたが、ただひたすら本人の熱意と、新しいことにも物怖じせず飛び込んでいこうとするそれまでの娘の姿から、私たちも、今、この子を浪合に行かせたい!と決意しました。

待ちに待った浪合での暮らし。片道四十分の登下校、センターでの食当や農当、みんなで協力し行う小さな大掃除や浪合の地元の方々との交流などなど、未経験なことばかりの連続だったと思います。すべてが新鮮で、楽しい!と手紙が送られてきました。また、雨の蛇峠登山に始まり浪合神社でのお囃子、チャリ部のツーリングキャンプ、田植え、陸上大会出場、音楽会、臨海学習、川遊び・・・書ききれないほどの次々と訪れる魅力的なイベントに、積極的に参加していました。留学に送り出したものの、どうなっているかと不安もあった私たち家族は、面会時に聞いた娘の話やセンターのブログを通して、娘の生き生きとした毎日や姿を知ることができ、新しく出会った人とも交流を深めていく姿にも大変頼もしさを感じました。新たに出会った小規模な集団での生活となりいろいろと挑戦しやすかったのか、それまであまりしてこなかった活動に目標を立てて取り組む姿にも成長を感じました。

期待に満ち、やりたいことがたくさん!で始まった浪合生活でしたが、やはりそれまでとは大きく変わった生活面、環境面、人間関係などにおいて、多くの課題に直面したことと思います。心が折れそうになり、諦めかけたこともあったかもしれません。日頃そばにいてあげられないもどかしさもあり、留学途中であっても家族のもとに帰ってこさせようかとも考えましたし、娘のいる方角の空や山を見るたびに胸が締め付けられる思いをしたこともあります。それでも娘は、浪合でやりたい!と思っていたことを諦めることなく、立ち向かい、自分や周りをよく見て考え行動し、努力し、どう乗り越えていくか、自分はどうしていきたいか、自分なりの解決案を導き出していったように思います。四月に送り出したあの日からまもなく修園を迎える今日まで、毎日毎日幾度となく、娘の声の聞こえない遠く離れた地から、浪合の大自然の中で過ごす娘に思いをはせた一年でした。身体も心も大きく成長する十一歳でのこの貴重な一年間は、娘の今後の生き方にきっと大きな影響を与え、また、支えとなってくれると思います。

最後に、一年間、浪合通年合宿に携わり常に見守りサポートしてくださった育遊会の皆様、のびのびとした毎日と子供たちの自主性や行動を尊重し様々な体験をさせてくださった学校関係者の皆様、および温かく支援してくださった地元地域の方々に、心から御礼申し上げます。娘の人生における貴重な一年間を支えて下さり、本当にありがとうございました。

こちらの体験の主催者は、

浪合通年合宿センター

です。

  • 子どもだけで留学
  • センター型

浪合通年合宿センター

NPO法人 なみあい育遊会

電話番号

0265-47-2853

FAX

0265-47-2851