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「ナナメの関係」でお互いの良さを吸収!自分で考えて正しい行いができる子へ!

浪合通年合宿センター            で働いている 特定非営利活動法人なみあい育遊会 浪合通年合宿センター 所長 大石 純平 さん

まずは、阿智村について教えてください。

現在は阿智村という名前になっていますが、設立当初は浪合村と言いました。
今でも、浪合地区という呼び方をしています。
この村は、日本一の星空に認定されたというくらい、星が綺麗に見えます。
標高が高くて、夏はエアコンが無くても過ごせるくらい涼しいですよ。
逆に冬は、マイナス15度くらいまで下がる日もありますが、体験したことが無いような寒さも、子どもたちの思い出になるのではと思います。

大石さんが浪合地区に来たきっかけは何ですか。

私は、はじめからこちらに居たわけではなく、もともと千葉県の大学で教育学部に入り、教員免許の取得を目指して勉強していました。学校の先生になりたかったのです。

きっかけは、そんな大学時代のボランティア活動です。
そこで見たのは、自然の中で活き活きと過ごしている子どもたちの姿
「こんな活動がしてみたい!」と思っていた中で、長野県の友人の紹介で浪合地区に来ることができました。

山村留学先としての、浪合地区のポイントは。

ここ浪合地区は、いろいろな地域行事や伝統が残っています
都市部では、そのような行事が少なかったり、核家族化が進んでいたりして、家の中で完結してしまっている社会になっているのではないでしょうか。
また、豊かな自然があり、四季を通して様々な自然体験、山菜採り、川遊び、登山、スキー等ができます

このような地域に留学という形で引っ越し、他の子どもたちと14人(2022年度)で共同生活したり、地域の行事に参加したり、自然の中で過ごしたりといった体験を子ども時代にすることは、きっとその後の人生の糧になるという想いのもと、活動を続けています。

子どもたちはここでの暮らしにどれくらいで慣れるものなのですか。

1学期は、親元から離れて、慣れない環境でエネルギーが少なくなっていることもあり、変わるまでには正直、ある程度の時間がかかります
言ってしまえば、4月はまだまだ猫をかぶっていますね(笑)

親御さんにもよく申し上げるのですが、秋頃、紅葉の色が深まるに連れて、子どもたちの色も出てくると実感しています。

これには、兄弟でも無い、先生でも無い「ナナメの関係」が多いことが影響していると考えています。ここでの共同生活を送っていく中で、いろいろな人の言葉や良さを吸収していくのでは、と思います。

山村留学を通じて、子どもたちにどんな変化が見られますか。

1年間を通してみると、後半になっていくにつれて、チームとしてのまとまりが出てきます。
私たちの教育目標に「自分で考えて正しい行いをしましょう」というものがあるのですが、特に指示が無くても、気づいて動ける子たちが増えてきます

親御さんからは、夏休みや冬休みに帰ってきた時に、以前は家でゴロゴロしていた子たちが、自発的に家事を手伝おうとするようになったことが嬉しい、というお声をよく頂いています。
子どもたちは、お母さん業のありがたさを知った、ということでしょうね

また、ここで通う学校は、都会に比べて少人数の環境です(浪合小学校は、全校生徒39名:2022年度)
なので、授業中に先生に指名されたり、何かの代表や委員長になったり、ということを日常的に経験します。
そういった経験を経て、その後も積極的になっていくようです。
卒業後も「今、◯◯委員長をしているんだよ!」という声を聞くことも多いですね。

山村留学は、子どもたちだけではなく、親御さんにとっても挑戦ですよね。その点についてもお聞かせください。

私自身、3人の子どもを持つ父親です。
1年間、子どもを山村留学に送り出すという親御さんの決断は本当に尊敬します。

ただ、離れて気づいたこともある、とお声を頂くことがあります。
例えば、家では兄弟喧嘩ばかりだった子どもたちの一人が山村留学をする。
そうして一時的に居なくなってみると、皆がその子の良さや大切さに気づく

もちろん最初は不安もあると思いますが、私たちのブログや活動日誌、学校からのお便りを見て、外から応援を続けることで、ちょうど良い距離感を掴んでいくご家族も多くいらっしゃいます

親御さんが、ここでの山村留学を選ぶ理由とは。

お話を聞くと、お仕事が忙しく、学童保育にも預けられないという方が多いです。平日も自宅で過ごさせる形になり、外で子どもを遊ばせてあげることができないことを憂いている
また、子どもに自然体験が必要だとは思っているが、自分たちに経験が無く、慣れている人たちに頼みたい、という方もいらっしゃいます。
ここでは私たちは、毎週末のように山などに行きますから。

浪合地区では、子どもだけで留学するセンター留学だけではなく、親子留学も行っているんですよね。

はい。私たちが、親子留学の窓口もしております。
何かイベントをする時は、親子留学中のご家庭の子どもたちも参加できますし、お母さんたちとのミーティングやイベントも行っています

地域の人だけではなく、センター留学のスタッフや留学生とも関われることは、浪合地区の親子留学ならではの大きなポイントだと考えています。

浪合地区に親子留学されたお母さん3名の座談会はこちら!

山村留学を検討されている親御さんにメッセージをお願いします。

浪合地区には、恵まれた大自然の中で、子どもたちがのびのびとできる環境がありますし、学校も少人数教育ならではの体制が整えられています。
子ども自身が「挑戦したい!」という思いを持っているのなら、ぜひ応援してあげてください

こちらの体験の主催者は、

浪合通年合宿センター

です。

  • 子どもだけで留学
  • センター型

浪合通年合宿センター

NPO法人 なみあい育遊会

電話番号

0265-47-2853

FAX

0265-47-2851